2015年04月29日

がっつりれんこん堀り&葦植えプロジェクト

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がっつりレンコン堀り&葦植えプロジェクト.pdf
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「片葉の葦」「蓮」って何?
100年後の子どもたちに伝えるべき学びがここにある!
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毎年4月29日、昭和の日にあべの・昭和町界隈で
「昭和を再現!体験!再発見!」をテーマに
地元の若い人たちが立ち上げた町のお祭り「どっぷり昭和町」

そこに昨年、途絶えていた地元の鎮守さま・股が池明神の
春のお祭り=鎮花祭(ちんかさい・はなしずめのまつり)が
この日にあわせ復活された。

桜の花が散り、暖かくなるにつれ疫病などおこらぬよう祈る薬の祭りでもあり、
古い資料から大神神社(おおみわじんじゃ)の鎮花祭にならい
「百合根とすいかずら」をお供えする。

本年は蓮の花のお茶=蓮茶の献茶もあった。

お茶席は地元の高校生の琴の演奏で雅な風情を醸し出していた。

 門真は古くからレンコンの産地で現在もとてもおいしいレンコンが食べられる。
しかしながら伝統農法「レンコンの沈み掘り」(潜って泥の中の蓮根を手で取る)の
できる池が、第二阪和高速道路の設置でなくなってしまった。

「どっぷり昭和町」の桃が池で途絶えてしまった
伝統農法「レンコンの沈み堀り」を再現しようと
、門真レンコン中西農園の中西さんの指導で池に入ったが、
あまりのヘドロ臭で中西さん以外、
誰も水には潜ることはできなかった。

水温はそれほど冷たくはなく、水に入ると
膝から下がそのまま泥の中に埋まる(泥の深さは30pほど)。

恐る恐る前に進むと深みにはまることもあったが、
泥の中で足にまとわりつく古い根をたどると
その下に固いものが足にあたる。

これがレンコンで、さらに足でさぐって周りの泥をのける。

根はつながっていて折れるとレンコンには
空気の穴があるので水面に浮いてくる。それがレンコンの収穫! 

 桃が池の夏は、朝早く行くと蓮の花で一面覆われ、美しい。

それが冬には枯れ、春の池は何もない状態に見えるが、
その下は蓮の根が鎮まり花を咲かせる準備のために
新しい根をつくり、古い根は腐っている。

その新しい根がレンコン(ハスの花の根・蓮根)で、
生活用水が流れこんでいるわけではないので池の底は
石や釣り糸などもあるが蓮の腐った葉、花、根
それらが泥となって沈殿しており、
ヘドロといえども、蓮のための腐葉土といってよいだろう。

一昨年秋、大阪市立自然史博物館の調査で蛇島に入った時よりも、
一般的なゴミが少ないのではないかと感じた。

ひととおりレンコンを掘ったあと、
水を浄化させるといわれる葦を竹のポットに
入れたものを池のふちに植樹した。

澱む桃が池の水の原因は地下鉄谷町線開通の影響で
水源が絶たれたことによる。
門真では「沈み掘り」のできる池を失ったが、
古くから雅楽の篳篥(ひちりき)のリードの
産地・高槻の「鵜殿のヨシ原」も新名神高速道路のルートになっており、
その保全が検討されている。

桃が池にも片方にしか葉がついていない「片葉の葦」の
自生がみつかっているが、上町台地の古来の姿を今に遺す
「片葉の葦の群生地」(国有地で売却予定地となっている)は
葦の群生だけでなく多くの植物や昆虫などが
生態系を育む生物多様性に満ちた天然のビオトープ。

都市にはめずらしい湧水地で葦が豊かに茂る原は
瑞々しい稲が育つという日本の稲作文化の源流を
目の当たりにすることができる。

さて一方、とれたレンコンの中から1つを取り、
大急ぎで走り出したのは「なにわ伝統野菜飴」で
有名な「豊下製菓」の豊下さん。

数十分後に出来立てアツアツのレンコン飴をもって再登場。

神さまにお供えされ、桃が池の再生と「片葉の葦の群生地」の保全を願った。

レンコン飴は、咳やのどにいいと聞く。
まさに薬のおまつり=鎮花祭のお供えものとして、
毎年引き継ぐべきものと思った。

Yumiko Tomizawa
posted by ashi at 18:39| Comment(3) | 桃が池

2015年04月08日

桃が池の水をきれいに どっぷり昭和町

阿倍野区には川がないので、桃が池の水は、
災害時に生活用水として使えるくらいにはしておきたい
常々、桃が池公園愛護会会長宮田さんが言われていること。

東京では、皇居のお堀の水は、EM浄化で、
生活用水として使えるくらいになっており
また5年後のオリンピックの時には、東京のどこの川でも
東京湾でも泳げるようにするくらいの勢いです。

コレに習い、桃が池での取り組みはすすんでいます。
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桃が池は四季折々に花が咲き
春の桜、初夏の紫陽花のあと
夏は蓮の花が一面美しいところ。

蓮の花の根ってれんこん?!
やっぱりれんこんがあるはず

昨秋、ハルカスの街ステーションで
「どっぷり桃が池・なにわの片葉の葦物語」のイベントをきっかけに、
桃が池?→れんこん?っと 盛り上がり始めました。

門真れんこんの第一人者
中西農園の中西さんのれんこん屋さんを訪ねたのは、3月初旬。

古いれんこんは腐るので池にあるのは新しいもの
桃が池を一目見たれ中西さんが
ここにはれんこんが絶対にある!
同じヤるなら「れんこんの沈み掘り」を再現してみたい・・・と
言うのだから間違いない。
では、しましょう!
っとトントン拍子に話はすすみ
昭和の日4月29日に毎年阿倍野区昭和町で「昭和を再現!体験!再発見!」を
コンセプトに繰り広げられるお祭り=
どっぷり昭和町当日に
古来にのっとった姿=ふんどし姿で再現することになりました。

4月8日は打ち合わせの会。
桃が池の明神さんの会館に集まったのは総勢30名ほど。
中西さんから熱いれんこんのお話しのあと
2003年5月16日放送「探偵ナイトスクープ」のDVDを観ました。

高校生の投稿をきっかけにまぼろしの農法
れんこんの沈み掘りを再現。

しかしながらこの放送のあと
高速道路の建設のため沈みができる池もなくなったのです。

明神さんの会館から皆で桃が池へ!
この日最高気温10℃という4月とは思えない寒い日。

食べるれんこんを取るためのものではないので
出てきたれんこんっていうか花蓮の根=細〜いモノだったのですが、
29日当日はもう少し期待できるかも、とのこと。
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「レンコンの沈み掘り」を楽しみながら、
桃が池に関心を持っていただく方が増えることを願います。

池の底の状態の調査にもなって
ヘドロやゴミを無くし、なにわの片葉の葦の保存会の
今後の取り組みにご協力いただければ幸いです。

蓮も、地域資源として色々な活用ができそうなので、
そちらも進めていただけたらと思います。

「なにわの片葉の葦」を竹のポットに入れ
桃が池の縁に沈めます。
葦による水の浄化作用の効果を期待するところです。
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雅楽のしちりきのリードとして有名な
鵜殿の葦原も高速道路の建設予定地になっており
葦原が絶滅の危機に!

片葉の葦の群生地の保全とともに
以前は「葦」大阪市の花だった意義を
思いおこしてましょう!
posted by ashi at 20:51| Comment(0) | 桃が池

2015年04月06日

春のミステリー・ツアー

午前の部
京阪中書島駅(AM10:00)〜長建寺〜酒蔵通り散策〜寺田屋
〜日本最初の路面電車発祥碑〜油掛け地蔵尊
〜黄桜酒造到着、黄桜(別称、御衣黄桜)鑑賞 
黄桜カッパカントリーにて昼食。

午後の部
黄桜出発(PM12;50)〜会津藩屯所跡石碑〜魚三郎(鳥羽伏見の戦い銃痕跡)〜

近鉄桃山御陵駅―――
竹田駅で京都地下鉄に乗り換え――丸太町駅下車

〜京都御苑入場〜閑院宮邸址〜京都御所(宜秋門)入場

入場後 建礼門〜道喜門〜その後参観順路に沿って(清所門)より退場〜

御車返しの桜〜近衛邸の糸桜(紅しだれ桜が満開)〜今出川御門より退場

〜同志社大学構内にてお茶休憩〜相国寺境内〜本満寺の桜〜
   出町桝形商店街〜ふたば餅店〜京阪電車出町柳駅着(PM5:00)

無事終了


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posted by ashi at 18:07| Comment(0) | ミステリーツアー